コアラ村

やさしいきもち

MAMAをみたよ

こんにちは、にわです。

春になり、睡眠時間もガバガバのぐだぐだになりました。

その御蔭ではないと思うんですけど、最近

"JKめしのことしか書いてないブログは流石にアレ過ぎるのでは"

ということに気づきました。

JKめしの為だけにあるの、それはそれで趣あるけど。

 

あと自分が"映画の感想をだらだら語りたがる人類である"

ということにも気づいてしまいました。

Twitterでめっちゃ感想垂れ流すやつです。ふせったーとか使え。

なのでたまに映画の感想でも書いていこうかな~~~と思い立った次第です。

 

記念すべき第1回はじゃあ30分くらい前に見終えた

「MAMA」というホラー映画ということで。

 

あらすじ

 投資仲介会社の経営者であるジェフリーは、ある日精神を病んでしまい、共同経営者二名と自らの妻を殺害。

幼い娘二人を連れて森の奥の小屋へと辿りついた彼は、

そこで二人を殺害しようとするも、小屋に潜む何者かに襲われて姿を消すのだった。

それから5年後、ジェフリーの弟であるルーカスは、

あの小屋で姉妹を発見する。

奇跡的に生還していた彼女たちの精神状態に強い興味を持ったドレイファス博士の協力のもと、

彼は恋人のアナベルと姉妹とで博士が用意した家で共同生活を営むことにする。

だが、共同生活を始めたある日、アナベルの周りで不可解な現象が起こり始める。

MAMA (映画) - Wikipedia

 

確か霊がめっちゃ怖い動きをするGIFとかで話題になってたと思います。

(感想を求めてTwitterのフォロー中のユーザーで検索かけて知りました)

らしいです。

 

それについての感想はあとで語るとして、

この映画を観てない人にアッピルすると、

「ホラーという枠ではあるものの、かなりストーリーに重きを置いた

愛と悲しみのヒューマンドラマ」って感じがしました。

ドラマだからといってホラー要素がどっか行ってるとかではなく、

怪異もちゃんとお話の大事なところに組み込まれているので

怪異の理由がワカラナイともやっとする学派の人類でもまあ安心だと思いました。

 

噂の幽霊さんも、

ホラー苦手な人が観たらしばらく1人でトイレにいくのを遠慮したくなる

かもしれないなあと思わせられるディティールをしていますし、

その演出も丁寧なので精々うなされてくれ……って感じです。

始終ええやんこれ!と思っていました。

 

あと主人公のアナベルがめちゃくちゃ可愛いです。エッチです。

エモガールとかが好きだとは~~~シッコシコ!ってなりますね。

爪を黒く塗るのが性的に大好きなのでこんな見た目が好みな人が

主人公だなんてめちゃくちゃ贅沢や……ありがとう宇宙……て感じでした。

ルーカスもめちゃくちゃイケメンなので、

ホラーだけど目に優しい(幽霊以外)です。優しい!

 

簡単に言うと、

ホラー苦手な人は家の電気を全部消して、ドアを半開きにして、

ヘッドホンをつけて大音量で観ろ。2回くらい。

 

でもホラー好き/慣れている人には言うほど怖くないからトーリーを楽しめ。

 って感じです。

 

じゃあネタバレありの感想述べていきますので観たら読んでね。

 

 

■ネタバレ感想だよ~~~

※映画とはかなり関係ないともすればただの萌え語りとも捉えられる

アレな文章のほうが多いはずですのでがっかりします。

 

ジェフお父さんの顔カッコよすぎて開始早々

「良い映像を見せてもらった……」と満足してしまいました。

スーツの男性が目の周りが赤く腫らしてるのって趣ありますよね。

メンタルガタガタで銃を撃つことに躊躇いがあるのもあはれです。

彼には弟のルーカスがいて、同じが俳優さんが演じてるんですが

私は断然ジェフお父さんのほうが好きです。身近には勘弁です。

でも映像だからおいしいとこ取りができるわけです。良い文明ですね。

 

車で雪山と言えばスリップ事故、スリップ事故といえば転落というわけで

この映画もしっかりスリップからの転落事故と視聴者の望みを叶えてくれます。

あのコンボも、

ヴィクトリアとお父さんの「どこへ行くの?」「さあね」のやりとりも好きすぎて

やはり冒頭でもう5割くらい心満ちてました。

 

転落した3人は奇跡的というにはあまりにも元気そうな姿で山をさまよい歩き、

とある小屋にたどり着くのですが、もう全然ホラーと関係ないんですけど、

自分の住まいが山中の荒屋よりもオシャレ度が低いということに気づいて

めちゃくちゃショックを覚えました。

なんなんだ日本の賃貸。なんなんだ私のセンス。

私もああいうこじんまりとしたおもしろ壁紙空間に住みたい。

誰かめちゃかわなお家提供してくれ。

現金1億でもOKです。連絡お待ちしてます。

 

本編と関係する話をしますと、お父さんが拐われるところは

びっくりはしましたが見た目が割とシュールで面白かったです。

あそこでヒエエエてならなければ、その瞬間から

「この映画はストーリーを楽しむもの!」と意識を切り替えたほうが良いですね。

観てない人に説明出来ないので意味ないんですけど!!!!

 

色々あって無事に救出されたヴィクトリアとリリー姉妹ですが、

不思議なママと5年も生活したせいで動物みたいな生活様式になっていました。

あの野生化した動きはなかなかに不気味で好きですね。

しかし事件のあったときにはすでに父母の思い出があったヴィクトリアは

お父さんそっくりなルーカスを見てパパと呟きます。

ベタベタですがああいうシーンほんと弱いんですよ……。

私だったら悲しませまいとそうだよお父さんだよとか反射的に答えてしまうと思います。

そして後々ちがうやんけ!っつって散々な目に遭うみたいな。

妹のリリーはどうかというと、事件当時まだ赤ん坊だったこともあり、

父の記憶がなかったのでしょう。ルーカスを見ても非常に敵対的でしたね。

今思えば、リリーはなにも悪くないのに、こうも違うことになるんだなと、

不思議なやるせなさに包まれますね。

 

それでまあ精神科医と協力して姉妹の親権をゲットし、

アナベルとルーカスは違う土地の住まいで姉妹とともに生活するようになります。

お父さんと同じ顔したルーカスが主人公かと思いきや、

このアナベルっていうエモガールが主人公なんですよね。

彼女は妊娠検査薬で陰性だとわかるとほっとするくらい子供も欲しくないし、

ルーカスが引き取ると言ったときもマ?みたいな反応をしていたように

彼女は母性や育児とは程遠い感じの女性です。

まあそんな彼女が姉妹と触れて、次第に母性に目覚め、

リリーの心をも揺らすほど母として振る舞っていくんですけど、

その描写がわざとらしくないのに丁寧で涙ドバーしてました。

子どもたちが心を許していくよりも、成人が優しくなっていくのを見るほうが

胸が締め付けられますよね……。

庭で凍えていたリリーの手を吐息で温めるところとかもう

どこのレビューでも書かれているのでもう書くこともないっていうか

そりゃ好きに決まってんだろ!!と謎ギレする程度には好きですけど、

個人的には教授のPCでヴィクトリアのインタビュー映像みて

涙してたところとか大好きです。

こういう心変わりを見るのって趣ありますよね……というか

多分この話の大事なところですね。

 

そいでまあ一緒に生活を始めてすぐにルーカスは不思議な事故

しばらく退場になるんですけど、並の映画だったら死んでるよな……。

とか考えてたらもちろんそのことをストーリーに利用してきて、

ああ~~~この監督しゅき~~~~~ってなりました。

病室のモニターに写ったMAMAの文字群も好きです。

なんでああいうのって気味悪いって思うんでしょうね。

 

というわけで育児に乗り気じゃなかったアナベルに全任務が丸投げされたわけですが、

彼女普通に責任感あるし、ルーカスのことも大好きなんですね。

私が彼女と同じ立場だったら早々にジーンに姉妹を丸投げしてます。

でも彼女は洗濯をしたり、慣れないながらもご飯を作ったりと

着々とお母さんになっていきます。

関係ないけどお母さんになるに連れて格好が適当になっていくところ、

丁寧だなあと思います。

あと欧米でもガチでやる気ないと裸足で歩き出すんだなって知って

謎の希望が持てました。住めるじゃん……(?)

 

そんな風に頑張ったり人並みに接してくれるアナベルのお陰で

ヴィクトリアは人の温かみと正しいママ像を思い出したのか、

早い段階でアナベルに懐くようになります。

窓辺にママが来たとき、リリーがママだよと呼んでも

「ここに残る」と言った時はどんなに勇気が要っただろうと涙ブワワしてました。

正気でいることは大変だもんね。

もっとも、リリーは自分が狂っているという感覚は0だと思いますが。

 

リリーはリリーでその後吐息ではーはー事件でアナベルにも恭順し始めますが、

彼女はずーっと蛾をムシャムシャするなどのワイルドな習性のままです。

あとで知ったけど、「蛾を食べてる時点でもう人じゃない」

って考察があるらしくてなるほどなあと思いました。

私は蛾を食べてるとき

「黒いものを食べたときに歯と歯の間が黒くなるのってエロいよな……」

としか考えてなかったので大いに反省したいです……。

こうして見てみると最後に向けての情報がふんだんに盛り込まれていたんですね。

 

姉妹たちを観察したいという精神教授は教授で、

ヴィクトリアのインタビューからママの情報を聞き出し、

「ママ」とは何かを探ろうと色々調査して、ついにママの正体と、

ママがこうなった原因を突き止めるわけですが、

クトゥルフ神話TRPGで言うところの、

技能失敗してロストしたみたいなことになります。

私は人としての心をゴミの日に出してきたワルなので正直言うと

第一印象で「この教授セラピーと称して姉妹を嬲る気だ……」

とか失礼なことを考えていたので、まさか清廉なまま死ぬとは思わず、

「マジかよ……!?」とか漏らしてしまいました。

やめよう権威ある人への偏見。

ママのディティールも動きもそこまで怖くないなと思っていたんですが、

物理で首をゴキャッとするところで「やべえじゃん……」とはなりました。

殺し方が合理的だとサーッとなりますよね。

 

同時期、母性に体を乗っ取られたアナベル

「ママ」について知りたいと思い、教授を尋ねるわけですが

探索者ロストということで、

主人公なのに2枚目のキャラシートの探索者のごとく

ママ滅亡の任務を自動的に引き受けます。

よく考えたら乳児の遺体って

鎌倉武士とか討伐の院宣を受けて進退窮まったお母さんくらいしか

軽々持てませんよね。アナベルほんとに頑張ってる。

 

ルーカスはルーカスで独自調査と夢に出てきたお兄ちゃんの力で

例の小屋の場所を突き止め、

2人はなんだかんだ小屋までたどり着いて

ママにアーティファクトをどーんして勝利の未来へレディーゴー!

する蟹見えるんですけど、

5年も過ごした生きているリリーの方が愛しいのか、

リリーがママと叫ぶと乳児の遺体を放り投げて姉妹を迎えに行きます。

このシーンが多分みんなお前ーー!!!ってなったり、

自分の子はいいのかよ!?!?とかなるんだと思いますが、

私もえ~っってなりましたが、

まあ生きてて、触れ合えて、私が一番のママで、私を愛している

リリーと離れるのはそりゃ嫌だろうなあとは思いました。

現世利益って大事ですよ。

だからって自分の子のボディ放り投げのインパクトが薄れるわけじゃないんですけど。

 

アナベルは霊に生気を吸われフラフラになりながらも必死に2人を引き止め、

ついにヴィクトリアを引き止めます。

ヴィクトリアもそれを受け入れ、「ここに残る」と宣言し

ママとの別れを決めるんですが、このセリフが出てきた時は

うおお……とアツくも苦しい気持ちになりました。

捕まえ方も前のシーンと一緒だし。

こういうくどいほどの伏線、くどいけど好きです。

対するリリーはどこまでもリリーとヴィクトリアとママの三人でいようと

ヴィクトリアをお誘いするのですが、

ママ霊もお互い辛いんやろうな……せや!みたいな感じで

リリーだけ連れて水底に向かって飛び込み、無数の蛾になって消えます。

THE 折衷案て感じ。

 

いや、理解できる。めちゃくちゃ分かる。

「もともとお宅の子じゃないんだし、私達それぞれに感情とか思い出とか

ありますやんか、で、リリーちゃんはもう人間社会に馴染めないわけです。

それなら本人のためにも異界に連れてってのびのび育てたほうがいいじゃないですか、

ヴィクトリアちゃんはお宅に差し上げますんで、勘弁して下さいな。

ママとしての辛さはうちもよーーくわかってるんで、そこは譲りますんで。

ね、じゃあお互い新天地で頑張りましょ」

みたいな意見めちゃくちゃ分かる。

こちらの事情も汲んだこれ以上ない譲歩してるし……。

結局アナベルもルーカスも元気だし……。

落とし所としてはこれやろなというのがよく分かる終わり方ではあるんですけど。

お陰でめちゃくちゃ面白いわこのママ霊となりました。

最後の最後にママ友になれるのってロマンだね。

 

このラスト、

ハッピーエンドになれと考えたかバッドエンドになれと考えたかで

自分がハピエン厨かバドエン厨か診断できるちょっとした心理テストになってて

私は妙に好きです。ちなみに私はハピエン厨でした。君はどうかな。

でもこのハピエンバドエン両極端な奴らの口を黙らせる為にこうしたみたいなEDは、

嫌いじゃないですけど心ひねくれてるなあ……みたいにちょっと思っちゃいますね。

 

ホラーだけどドラマ、ドラマだけどホラーのすっきりしない後味がある、

「完成度が高い」という評判の通りの良い映画でした。

怖いか怖くないかは、ほんとホラーが苦手だと

ママのディティールとか登場の仕方とかかなり嫌だと思います。

ホラーが好きだったり慣れていると、見せ方に安定感があるというか

ホラー部分はセオリー通りだから安心して(?)みてるけど、

ホラーのことは忘れて物語を楽しんだほうがいいなと思いました。

 

個人的にはホラーとしては「さほど怖くなかった」のが正直な感想です。

というのも、この霊はヴィクトリアとリリーの"娘"に憑いている霊ですので、

「自分の周りにも現れるかもしれない」という恐怖からは外れているんですよね。

この辺は視聴者に優しいなあと思いました。

逆に言えばこれが誰の家にも現れる存在だったら

「やだこれ……」とか泣き言漏らしてたと思います。

それでもデフォルメがキツすぎてどこかシュールになっているんですが。

 

あれがハッピーエンドかバッドエンドかは、

個人的には姉妹それぞれの幸せを主体に考えたら

ハッピーエンドなんじゃないかなあと思います。

やっぱり蛾をおいしくムシャムシャするのはキツイですよ。

人間じゃないってことはないと思うんですが、それでもやっぱり

ママに似てワイルドな感じになってきてるので

リリーちゃんが現代社会で生きるのは厳しいんじゃないかな。

 

アナベルにとってはバッドエンドですが、

まあなんとか出来る範囲のバッドですし、

ヴィクトリアもマスコミや変な親戚やいじめさえなければ

きっとやって上手くいくだろうと確信できますしね。

 

やっぱ親しい人が勧める作品は観るもんやな!愛ってサイコー!

とても楽しかったです。

よくお話に出てくる永遠のこどもたちも観てみたいと思います。

 

ちなみに私の心が一番やめてくれえええって叫んだのは

ママがヴィクトリアの眼鏡をパキャーンするところです。

 

 

おわり